STORY

ログハウスと共に
過ごす時間

ログハウスと共に過ごす時間

葉山町の魅力は海だけではない。海岸から町を挟んだ反対方向には、家族揃ってハイキングなどを楽しめる低山など、美しい自然が広がっている。私は現在、静かで澄んだ空気が流れる山の奥に建てたログハウスで妻と二人で暮らしている。都会の喧騒から離れ、焚き火に釣り、車、そしてコーヒーと自分自身の”こだわり”に囲まれた生活を最高に楽しんでいる。

 

自らの手で焙煎する
こだわりの豆

自らの手で焙煎するこだわりの豆

私の1日はコーヒー豆を焙煎するところから始まる。作業をしていると、豆の香ばしい香りに包まれたログハウスにも徐々に朝日が入り込んでくる。この葉山に移住し、丸太小屋に住むことを決めた時に、ログハウスに似合うのはコーヒーだろうという理由で、オリジナルの焙煎豆や自作のコーヒーグッズを販売する「HAYAMA LOG CABIN COFFEE」を始めた。

焙煎したコーヒー豆

実は私も妻も元々はコーヒーが苦手。「我慢して飲む物」という認識すらあった。それならば私と同じくコーヒーが苦手という人でも飲みやすい一杯を作りたい、日常からコーヒーのある生活を楽しんでもらいたいという想いで、豆の仕入れから焙煎の方法、淹れ方を探求し、ショップのSNSを通して発信を続けている。

 

釣りに行けない時間も
楽しむ

釣りに行けない時間も楽しむ

午前中の出荷作業を終えた後は、昔から趣味で続けている釣りの愛用品を久しぶりにメンテナンス。お気に入りのSHIMANOのロッドやリールは、船や堤防、湖などさまざまなフィールドで活躍してきた戦友的な存在である。ここ最近はご無沙汰な釣りなのだが、葉山の海岸沿いを車で通るたびに、時間を作って釣りに行きたいという衝動に駆られている。

お気に入りのSHIMANOのロッドやリール

立てかけられている竿やタモ網を眺めていると、初めて船酔いした苦い思い出や、大物を釣った時の喜びなど、印象深い記憶が蘇る。釣りに行けない時間も、楽しさや思い出を感じられる大切な空間となっている。

 

贅沢なエスプレッソを
求めて

贅沢なエスプレッソを求めて
  • 贅沢なエスプレッソを求めて
  • 贅沢なエスプレッソを求めて

時間のあるときはお気に入りのエスプレッソマシーンでアイスカフェラテを作るのが楽しみの一つ。
イギリス発のコーヒー器具メーカーのミルとエスプレッソマシンは、洗練されたデザインと手動で抽出できるところに一目惚れ。圧力をかけながら抽出されるエスプレッソは、豆の旨味が凝縮された味わい深い一杯を作ることができる。豆を挽くところから、一つ一つの工程を丁寧に行うことが味の決め手となる。

贅沢なエスプレッソを求めて

自然光がたっぷりと入る土間は、作業をしながらもリラックスできるお気に入りの場所。冬に活躍する薪ストーブは、静かにジワジワと室内を暖めてくれる。薪割りや灰の処理が大変な時もあるが、その不便さも最近は楽しめるようになってきた。

贅沢なエスプレッソを求めて

お湯を入れたらいよいよメインの工程。両サイドのアームを下に向かって押し込むことで旨味が凝縮されたエスプレッソが抽出される。下にセットしたグラスの中でミルクとエスプレッソから成る二層のフォームはいつ見ても美しい。

 

外で楽しむ
マジックアワー

  • 天気の良い日
  • 特性アイスカフェラテ


天気の良い日は、妻とウッドデッキに出て食事やコーヒを楽しむことも多い。特に今の時期は焚き火を鑑賞しながら、氷でキンキンに冷えた特製アイスカフェラテで喉を潤すのが気持ちが良い。
夜に近づくにつれて、木々をすり抜けて降り注ぐ夕日を見ると、神秘的かつリラックスな時間を体感することができる。

メキシコ製のチムニーストーブ

庭やウッドデッキで活躍するメキシコ製のチムニーストーブは、焚き火の他に窯の上部で簡単な調理もできるため、長年重宝している。自分で乾かした自家製の薪がよく燃えてくれるのを見ていると、なんだか嬉しい気持ちになる。

緑が豊かな棚田

家から少し歩いた山の傾斜には、緑が豊かな棚田が広がっており、夕暮れ時には山ならではの美しさを感じることができる。海釣りはもちろん最高だが、山奥のログハウスに住んでいるなら、これから上流域の渓流釣りやクライミングなども体験してみたい。
自分が苦手なコーヒーを突き詰める仕事を選び、ハマってしまったように、未体験の遊びやアクティビティにも探究心を持って突き詰めると、必ず楽しさを見出すことができるとこの先も信じている。