STORY

冬を越すのに
欠かせない必需品とは

冬を越すのに欠かせない必需品とは

厳しい寒さの中に魅力溢れる冬キャンプ。すでに興味を持っている方も多いかもしれない。では冬キャンプを最大限に味わうためには、何が必要なのだろうか?今回も青木氏に冬を自然の中で越すうえで欠かせない必需品を教えてもらった。

 

こだわるべきは
寝袋や暖房器具

こだわるべきは寝袋や暖房器具

「まず最低限こだわってほしいのは寝袋。これを怠ると僕のように悲惨な目に会いますからね。必ずしも高価なモノである必要はありませんが、快適温度には注目してください。快適温度が−5℃よりも低いのがベター、よほどの寒冷地以外は乗り切れます。そして気を付けるべきは寝袋の濡れや結露。雨や結露で寝袋が湿ってしまうと一気に身体が冷えます。未然に防ぐためには防水性の高い寝袋やカバーを選ぶ、中のダウンや綿を濡れに強いモノにするなどの対策が必要です。」

ーーなるほど、やっぱり慎重な寝袋選びは欠かせないようだ。ーー

ストーブ

「あと僕が欠かせないと思っているのがストーブ。幕内を暖めるのが主な役割ですが、あるとないとでは全然違う。ストーブがあれば寒い日でも幕内でくつろげます。

僕が普段使っているのは薪ストーブで、これ1台で暖房から調理、焚き火まで楽しめるので冬シーズンの間はとても助かっています。こいつで火を愛でるのがささやかな幸せですね。」

ーー確かに薪ストーブは調理もできて便利なギアだ。一酸化炭素中毒に注意しながら上手にキャンプに取り入れたい。ーー

 

冬キャンプ、
ウェアリングのコツは?

冬のウェアリング

「とにかく重ね着すること。重ねることで暖かな空気の層を作って断熱することが大事です。僕は冬キャンプなら最低4枚は重ねる。メリノウールのインナー、ハイロフトのフリース、薄くて軽いインナーダウン、コットンの裏ボアコートが主なスタイルかな。一番上のアウターはややゆとりのあるモノを選ぶと重ねる枚数が増えても動きやすいですよ。」

「意外と疎かにしがちなのがボトムのウェアリング。スウェットパンツやフリースパンツだけだと寒いので、僕はダウンパンツ派です。ナンガのTAKIBIダウンパンツは難燃性があるので、焚き火を思い切り楽しめます!」

ーー冷えは足元からと聞く。青木氏のウェアリングはぜひとも真似したいところだ。ーー

 

愛用しているギアとウェア

UDD BAG

「僕が愛用しているのはナンガのUDD BAGという寝袋。これは中のダウンに撥水加工が施されているため、濡れや結露に強いのが特徴です。この寝袋で晩秋〜冬のキャンプやアウトドアを乗り切ってきた、まさに相棒のような存在。さらに、muracoのシュラフカバーで防水性を底上げすれば雨も結露も怖くありません。」

ザ・ノース・フェイスのサンダージャケット

「ウェアで愛用しているのはザ・ノース・フェイスのサンダージャケットというインナーダウン。襟なしなので重ね着しやすいのがお気に入りポイント。スッキリした見た目の数倍暖かく、これを着ていると着ていないとでは大違い。着心地も好みなのでキャンプだけではなく家でも着ていますね(笑)。」

ーー青木氏の積み上げてきたキャンプ経験が光るモノ選び。キャンプビギナーはもちろんのこと、今までキャンプをやってきた人にも参考になること間違いなしだ。そして、氏が発信し続ける冬キャンプひいてはアウトドアの魅力の数々。アウトドアを始めるということ事体の敷居を低く、裾野をこれからも広げてくれるだろう。ーー