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農園キャンプで
過ごす週末

農園キャンプで過ごす週末

ようやく自粛ムードから抜け出したと思いきや、仕事に追われる日々が続いている今日この頃。
2年前にとあるフェスで知り合った友人とご飯を食べていたところ、Instagramで気になる情報をキャッチ。それは自然の中で採れたて野菜を堪能できる「農園キャンプ」についての投稿だった。食べることも大好きな私たちにピッタリで、なおかつ新しい体験が待っていそう。この週末は女子二人だけで、美味しいご飯と豊かな自然に癒されにいくことに決めた。

 

愛車と共に自然へ

目的地は千葉県印西市

都内から愛車を走らせること1時間半。千葉県は印西市に本日の目的地はある。 道中は近況報告をしつつ、お互いに目をつけているアーティストの音楽をかけ合うのがお決まり。今夜の晩ご飯のことも事前に打ち合わせをして、準備は万端。
インターを降りてしばらく進むと、白鳥の大群が訪れることで有名な印旛沼が姿を現す。派手さはないが、漁業資源が豊かで張り網や船曳網などが盛んに行われている。ガマが青々と生い茂るのどかな風景が、ジムニーに揺られた私たちを癒してくれる。

 

野菜に囲まれたキャンプサイト

  • キャンプ場
  • 葉を食べるヤギ
ヤギに葉を食べさせる

この「はる農園」は、有機野菜を育てるだけでなく、人と自然が繋がれる場というのがコンセプト。故に無農薬にこだわった野菜の収穫を体験できたり、畑の中でキャンプをしているようなワイルドなロケーションで、食とアウトドアの両方を楽しむことができる。

キャンプ開始 キャンプ料理の準備

看板犬ならぬ”看板ヤギ”と十分に遊んだ後は、サイトに車を停めて設営スタート。夕食の楽しみを自らのエネルギーに変えているのか、いつもは男子に任せっぱなしな友人がせっせと働く姿を見て、思わずクスッとしてしまう。

 

土の匂いを感じながら収穫体験

  • きゅうりを収穫
  • ナスを収穫 トマトを収穫

ここからは待ちに待った収穫体験。 畑で野菜を採るなんて小学生以来かも。遠くから見ると緑一色だが、よく見るとズッキーニ、ナス、トマトなど、夏を彩るさまざまな野菜たちを発見することができる。

はる農園の野菜は、農薬や化学肥料を使わないことによって野菜が持つ本来のチカラで育っている。外敵から身を守るために自ら匂いを放ったり、土の中で微生物のネットワークを駆使し、栄養を吸い上げて成長するため、香りや味も野菜の個性が存分に楽しめるのが特徴だ。

SHIMANOのバケット/バケツ

黄色が鮮やかなトマトの品種「イエローアイコ」は、ヘタを綺麗に残しながら採るのに一苦労。野菜によって収穫のコツを学んでいくことで、終わった時には疲労感よりも充実感に満ちていた。

 

大地の恵みを楽しむ夜

SHIMANOのシステムメッシュケース

採れたての食材をその場で調理できるなんて、なんだかリアル旅番組みたい。
お皿やカトラリーを入れてきたSHIMANOのシステムメッシュケースは、水切り用のザルに早変わり。ミニマムな装備だからこそ、キャンプで知恵を働かせるのも大事。これはラゲッジが狭いジムニーオーナーとしての宿命なのかも。

  • お手製サンドイッチを楽しむ
  • キャンプでモヒート

はる農園を予約した際にミントが収穫できることを知り、この時期になると飲みたくなるモヒートを作ろうにという話に。モヒートはキューバ発祥の飲み物ということで、ホットサンドメーカーで作ることができるキューバサンドに初挑戦。同郷同士の食べ物だから、相性は間違いないはず。

  • キャンプでラタトゥユ(ラタトゥイユ)
  • キャンプでのお月見

採れたての野菜でラタトゥユも準備。薄暗くなるサイトがレッド、パープル、グリーン、イエローの色鮮やかな食材たちのおかげで、テーブルが一気に華やかに。有機野菜のしっかりした味と、それを中和するカマンベールチーズのコンビネーションはまさに絶品。

友達とキャンプ

採れたてのミントを使った特製モヒートは、フレッシュな香りと味わいで真夏の労働を吹き飛ばすほど爽やか。 作り方を調べた時に知ったモヒートのカクテル言葉通り「心の渇きを癒す」ひとときとなった。

野菜の力強さと個性豊かな味わいに舌鼓を打ちつつ、自然に囲まれて過ごした1日はあっという間。秋や冬には何が採れるのだろう。訪れる人の笑顔が想像できる、そんな場所に出会えたのがイチバンの収穫かもしれない。