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湖のほとりで
欲張りな休日

湖のほとりで欲張りな休日

今年の夏は休日が忙しい。コロナ渦で始めたキャンプは、世の中に匹敵するスピードでマイブームとなり、この2年で一通りのギアを揃えてきた。普段の生活では味わうことができない体験や充実感は、未だに私を飽きさせることがなく、もはや自身のライフスタイルに定着してきている。アウトドアに魅了されている中、最近新たにプラスオンされたのが「釣り」だった。まずは経験値を積むためにも、両方楽しむ欲張りスタイルを極めたい。

 

向かうは海でも
川でもなく、「湖」

山梨は西湖のほとりにあるキャンプ場

プロレベルのアングラーな上司に連れられて向かったショアジギングで、釣りの楽しさに心を掴まれた。少しだけ釣りを経験したことがあるというキャンプ仲間の同僚と二人だけで向かったのは山梨は西湖のほとりにあるキャンプ場。
海に再トライも頭に浮かんだが、やっぱりキャンプも捨てられない。どうせなら両方を同時に楽しめる湖が自分達にふさわしいフィールドなのではないか。

山梨は西湖のほとりにあるキャンプ場

 

ギアのお披露目会はお約束

湖のそばまで車で入って来られるのもいい

湖のそばまで車で入って来られるのもいい。早く釣りを始めたい気持ちとは裏腹に、同僚が新調したというギアが気になる。ギアお披露目会は毎度恒例で、お互いメーカーの人間かと思わせるほどギアについて饒舌に喋ることができる。このお披露目会はキャンプに行く前日から楽しみにしている時間であり、スキップすることができない。

ランタンをつける

 

広大な湖と繋がる

  • ルアーをつける
  • 釣り竿を並べる

自分の釣りデビューをコーディネートしてくれた上司は、「獲物に合わせて仕掛けを用意する楽しさも釣りの醍醐味」と話していた。この工程を疎かにするのは、魚との真剣勝負において許されない。
慣れないセッティングも無事に終わり、いよいよ釣りタイムへ突入。海と違い、静けさのあるフィールドは独特な緊張感がある。

ブエナビスタコンボ SHIMANO

初めての釣りを経験した後すぐに、ネットで調べて購入したSHIMANOの「ブエナビスタコンボ」。ロッドとリール、ラインまでがセットとなったスターターパックは、湖から堤防まであらゆるフィールドをカバーしてくれる。フィッシングギアに無知な私たちには最適なプロダクトだ。

湖で釣りを楽しむ 魚を釣り上げた

経験者とはいえ、同僚もボウズを覚悟していたが、本日初のヒットにして見事に獲物を釣り上げた。釣った本人も驚きを隠せない様子で、二人の大人が焦りながらどうにか記念写真を撮影。釣れると信じ続けて竿糸の先を見て過ごす時間が、この一瞬で全て報われる。この感覚は、何度経験しても興奮してしまう。

 

焚き火をしながら反省会

釣りを楽しんだ その後の料理

釣りを楽しんだ後は夕食の準備。元々キッチンでアルバイトをしていた同僚が振る舞ってくれるキャンプ飯は男二人にしてはSNS映えしそうなラインナップ。好きな時間に好きなものだけを食べる超個人的自由な食事も、キャンプをしていて好きなところだ。
辺りもだんだん暗くなるにつれて、焚き火とランタンの灯火が存在感を主張してくる。

 

キャンプも釣りも
貪欲に楽しむ

リラックスした時間を過ごすキャンプ

食事を楽しんだ後は、焚き火を囲んでリラックスした時間を過ごす。魚がヒットした時の竿の感触を興奮しながら話す同僚は、次は自分も釣りたいという気持ちにさせてくる。
「次の釣り計画は一人でもいいかもしれないな」。
釣れない悔しさが一瞬にして楽しみに変わるから、釣り人は何かに取り付かれたかのように何度も水辺に足を運ぶのかもしれない。